Quantcast
Channel: 平成の巌窟王・福迫雷太氏はなぜ獄に
Viewing all articles
Browse latest Browse all 202

5万円分の海苔と茶・・・小女姫最後の買い物

$
0
0
 被害者・藤田小女姫こと藤田東亜子には肉親がいないと世間には喧伝されていた。
 
 ハワイでの事件が報道されてから、すぐに地元の警察署に出かけて、、身分を名乗り、これから、どうしたらいいか尋ねた。
 これは一番に外務省邦人保護課でと言うことでした。
 
 続いて、一応マスコミの方にも連絡を取った。それで、私が身内と言うことで報道された。
 
 相続と言うことになれば、故人の遺産というより負債の始末をしなければならない。ここが一番重要だ。
 いろいろな経験豊かな中学時代の恩師を訪ねて、事情を説明して、どうしたものか教えを乞うた。
 「サラリーマンとか勤め人だった人が亡くなった場合と違って、自分で仕事をしていた人が、こんな風に死んだ場合、必ず、遺産は負債の方が多くなるものだからね。そういうものなんだよ。人というのは! 亡くなった人に金を貸していた人は必ず申し出るよ。ところが、反対に借りていた人は、決して、申し出ないから、・・・・
 「人というものはそういうものなんだよ」
 
 この恩師の言葉は、まさに至言であった。
 
 私が東亜子の身内であるとわかって最初に申し出てこられたのが、東亜子が成田からハワイに向かう前に東京駅側のデパートで、ハワイへの土産にするために買ったものであろう海苔とお茶であった。
 概算で50,000円ほどであった。これをカードで支払っていた。
 事件が報道されて、買い物をした当人が死亡したと知ったデパートは早速、私のところに、債権の確認をしたのであった。
 生まれたときはどうであったかわからないが、物心ついてから、電話で、一度話したきりで、ちょうちんが亡くなり、今、まさに『会いに行こう』と思っていた矢先のことだった私にとって、亡くなる寸前の東亜子の行動の一面を見た。
 この支払いはすべての財産の詳細がわかってから支払うことになるだろうが、一応、マスコミの方にハワイに到着した直後の東亜子の様子を確かめると「コンドミニアムの管理人さんが大きな荷物を持ったコトトメさんを見てるそうです」とも、ことでした。
 
 50,000円分の海苔とお茶は土産だったのだろう。時差の関係で、何日とはいえないけれど、大荷物を抱えて、自宅に入った日から、翌日には事件になったものと思われることから、真犯人たちへの土産になったのだろう。
 事件後の部屋の様子を写真で見ると、何も残されてはいない。物言わぬ東亜子が発見されたクローゼットには衣類がなにも残されていなかった。
 
 この請求書とか東京の自宅に残されたメモ等から、日本での東亜子の足取りをたどることができた。
 
 東京駅から成田に向かう東亜子を追っているものがいたのが目に浮かぶようです。
 
 50,000円分の海苔とお茶は嵩としてどのくらいになるんでしょうね?
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 202

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>