前の項「郭公の雛を育てさせた」で、ラッキーが数え切れないほどの子をいろいろな女性に産ませたことを書きました。
それで、結論から書きます。その子達は自分の親が誰であるかは母親から聞いて知っていた。
ところが、ラッキーは自分に似た鼻が大きく白人面の自分の子達を嫌った。ところが、大きくなったラッキーの子達はラッキーを責め立てた。
ラッキーも人の子であった。自分に似た子達を何とかしてやりたいと思った。ここのところをこう言っていた。「このままでは、馬鹿おやじで終わってしまう」と、私にも言っていた。私はこの時に「なんだ、馬鹿親父だとおもっていないのか?」と心の中で思っていた。
方々に産み散らしたラッキーの子達は成人して、又、子を作り始めた。タイトルの『ねずみ算』のようだった。
ハワイでの惨殺事件はこのラッキーの子どもや孫が引き起こしたものと推察しています。