祖母が襲われて、生まれた子がラッキーだったが、その襲った男は、私が子どもの頃、何度も会っている。というのは、ちょうちんの父親だからです。でも、ちょぷちんとブン(ラッキーの実の父)は、血縁関係はない。というのは、ブンは人さらいを生業にしていたから、ちょうちんも被害者であったろう。
ブンはラッキーと同じように3回結婚している。目星を付けた成人女子をさらってきたときには自分の戸籍に、結婚したことにして、・・・つまり、時つんノ妻を売ると言うことをしていた。
そんなわけで、子どもをさらってきたときは、自分の子として、入籍しする。そうして、ある年月が経つと売る。
ブンは少し知恵遅れであった。毎日、どこかへ出かけて行っていた。そして、隻眼であった。誰かに目をつかれたのだろう。
祖母は生まれた子を一目で祖父の子でないと判ったのだろう。ブンのところでラッキーは育った。
祖母の兄はいわゆる川筋者に総帥であったから、この男も身元が分かったのだろう。
しかし、親分の妹を襲って、ブンが無事であったのは、なにか祖母の兄である親分と関係があったのだろう。この訳は項を改めて書きます。
いずれにしてもラッキーは祖母と一緒に成長しなかった。長じて、戸籍上の父である祖父の所に行ったときのことを私に話しているので検証してみます。