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Channel: 平成の巌窟王・福迫雷太氏はなぜ獄に
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祖父の死   ④

 昭和21年2月、雪の剣山系から、九州に戻った祖父母と甥の栄一は戸畑の祖父母の家に到着した。 山を出るときに履いてきた長靴は、雪がなくなったところから、履き替えていた。  戸畑に到着した。 誰もいないはずなのに、不審な男女数名が家の中に入り込んで生活している様子だった。...

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祖父母のこと・・・祖父の死と東亞子の死の共通性

 母に会ったときに、最初に聞かれたのは「成城の自宅はどんなようすでしたか?」ということです。  続いて「なんにもなかったでしょう?」と、まるで、そういう事例を知っているかのようでした。  昭和21年2月、祖父が戸畑の自宅に帰着して、送っていった甥の栄一が四国に帰って、すぐ、祖父が消えて、祖母が私が監禁されていた飯塚のゴンゾウ小屋に押し込められたのは、そのすぐ後だった。...

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時を超えて

 祖父の死から49年目に藤田小女姫こと藤田東亞子はホノルルの自宅コンドミニアムで、殺害された。 祖父の場合は戦後の混乱期で事件にもならないで、うやむやにされた。 でも、祖父の死と東亞子の死が共通点があると私は感じています。  東亞子の事件は、ホノルル時間2月23日頃、祖父の死も2月20日前後、祖父も東亞子も死亡時刻さえ正確にはわかっておりません。  自宅での略奪は共通しています。...

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この書庫の題名について

 私は、戸籍上、ラッキーとちょうちんの長男として、ほとんど、赤の他人の子として育ってきた。  ラッキーを筆頭者として、長女・東亞子(母親はラッキーの一番妻となっている)次が私、次に二女(ラッキーにもちょうちんにも無関係)、次が三女(これはラッキーの子ではないが、ちょうちんの子である)そして、四女(母親を違えてラッキーの子として記載されているが、全く、違うところから連れてきた)...

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写真

 藤田小女姫の最後の写真はハワイ警察が撮影した遺体の写真です。  これをここにアップするわけには行かないので、言葉で書きます。  まず、顔は猿ぐつわを咬まされていました。衣類を細くして、ねじったようで紐状になっていました。 首には絞められたような跡がありました。  背中には釘状の物で、引っかかれたように、ジグザグに傷がついていました。 足は焼かれたのか、黒ずんでいました。手の指先は傷ついていました。...

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『吾郎』

 私が東亞子の養子がいると知ったのは、亡くなった吾郎が10歳か11歳の頃だった。週刊誌に出ていた。 無責任にも吾郎は政商と言われた某財界人と東亞子の子ではないかと予想していた。このことで、東亞子は大変な迷惑を被った。この週刊誌のことについてこの財界人は東亞子を詰問した。...

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【吾郎】

 石炭産業が終わりの頃、東亞子は占い師「藤田小乙姫」として、世に出ていた。東京・大井町では門前列をなすようになったそうです。  明治鉱業で、保養所と会社の連絡係みたいなことをやっていたラッキーは、藤田小乙姫一行が北九州を訪れたときに、鉱業所で、会社の拡声器で、選別所などの現場に放送したようだった。...

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【吾郎】へ

 こうやって上京したが、小学生だった私は学校へは行かなかった。  ラッキーは後に三番目の妻になる女性と一緒にいて、家族となっている、ちょうちん、私、二女、三女の住んでいる家には帰ってこなかった。  学齢に達していたのは私と二女(この子は年齢が不詳であるが戸籍上)であるが、学校には行っていないので、いつも、暇だった。...

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続【吾郎】へ

 ラッキーが、約束させられた金は、当時、雨漏りしていた家を立て替えるのと、生活費等であった。  文無しのラッキーが頼るところと言えば東亞子の周りに徘徊していた第一妻である。第一妻は大井町の東亞子の事務所にいたが、人前には出てこなかった。 事件後、そのことを聞いた。、...

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【吾郎】へ・・・

 東亞子は元々もいわゆる「面くい」であった。そして、恋多き女と言われていた。ラッキーが襲撃されて金の工面をするために金貸しの息子徒党亜子を結婚させて、金貸しの息子から金を貪ろうとした。 この金貸しとラッキーの第一妻は知り合いであったし、ラッキーももちろん知っていた。...

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【吾郎】へ・・・吾郎なら良いんだろう

 「吾郎さん吾郎さん」と、いつまでも言う東亞子を見て、ラッキーはならば【吾郎】をと考えた。  金貸しの息子の家業が倒産して、これ幸いと離婚手続きをした。金貸しの息子も再婚した。 二枚目俳優も女優だった女性と結婚した。   月日は流れ、東亞子は日本に豪華マンション、ハワイでは、支援者があって、高級コンドミニアムなど資産を持つようになった。...

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祖母(母方の)

 終戦後、私が小倉で祖母と一緒にいたのは、昭和24年の寒い頃だ。  小学校に入る一年前である。いつの間にか、明治鉱業・小倉の社宅にいた。この祖母は肉親の温もりを私に与えて、自分は餓死して果てた。  東亞子がハワイでの惨殺された後、祖父母の里に出かけて、親戚など、この二人と関係者を知る人々を訪ね歩いて、お話を伺った。  二人の故郷は、徳島県・剣山系の山奥だった。...

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田舎者

 祖父母が結婚して』、阿波で、長男が生まれた。」二年後。長女が生まれた。これが私の母である。  母が生まれてから、少しして、祖父母は北九州の若松に行った。粗祖父が明治維新後、官営八幡英哲所の創業に参加していたので、八幡製鉄所専用のクラブ(実態は遊郭です)を作って、祖父とその姉が経営に当たることになった。  祖母の二番目の兄は博多で川筋者の親分をしていた。...

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望まれない子

 祖母が襲われて、生まれた子がラッキーだったが、その襲った男は、私が子どもの頃、何度も会っている。というのは、ちょうちんの父親だからです。でも、ちょぷちんとブン(ラッキーの実の父)は、血縁関係はない。というのは、ブンは人さらいを生業にしていたから、ちょうちんも被害者であったろう。...

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望まれない子・・・2

 ラッキーは、子どもの頃、私の祖父母の家で、過ごさなかった。祖母を襲ったブンノところで育った。  フンは3人目の妻がいたので、遠賀川沿いのゴンゾウ小屋にいた。ゴンゾウ小屋からブンの家に来て、川筋もの達は食事をした。その時の様子をラッキーはよく話していた。しゃもじが何本もあって、みんなで、お手盛りで食べるのだが、要領の悪い物は殆ど食べられなかったそうだ。...

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ごんぞう小屋

 私が祖母と一緒にのごんぞう小屋に閉じ込められていたというのは、何度か書いたのですが、「ごんぞう」という言葉もあまり使われなくなり、ごんぞう小屋自体もなくなってしまいました。 10年ほど前、若松に観光用の「ごんぞう小屋」があったのは見てきました。その写真が最近手に入りました。さる雑誌に掲載されたものですが、外から見たのと内部とはかなり違いますが、写真に撮って、後ほど掲載しますので、よろしく・・・

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ごんぞう小屋・・・2

ごんぞう小屋の写真を雑誌で見つけました。『サライ』2010年11月号より これは観光用の「ごんぞう小屋」で立派です。 私が祖父が不慮の死を遂げた後、祖母と一緒にの「ごんぞう小屋」に監禁されていて、外が雨のような日の記憶が私自身の記憶の始まりです。 遠賀川を使って石炭を若松港に運んでいたそうです。私が監禁されていたのはですから、遠賀川も上流になります。...

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自殺・・・ラッキーの場合

 争いと虚偽の中で、子ども時代を過ごしてきて、高校になると押し入れに潜り込んで学校に行かなかった私ですが、自殺をしようとは思わなかった。 75才になったラッキーはいろいろ具合が悪いと言って、病院巡りをしていた。その頃、病院では過剰医療が問題となっていた。...

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自殺・・・ちょうちんの場合   無理心中未遂

 無理心中は自殺には入らないのでしょうか? ここのところが、ちょっと疑問だったのです。 そもそも、心中と言うことは複数の人が合意で自殺することなのでしょうね。でも、無理心中というのもあります。 ここのところを皆様のご意見をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。

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自殺・・・ちょうちんの場合  無理心中未遂

 無理心中とは、「片方が自殺したくない場合は殺人ではないか」とのコメントを頂きました。 私もそう思います。 そして、今、はやりの自爆テロでもあると思います。片方が嫌がっているのに、それを強行して、自分の死ねば良いと言う考え方ははなはだ手前勝手と言わざるを得ません。 冬の夜だった。...

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