子どもの頃から、私のことをバカ、馬鹿・・といつも言っているラッキーを子供心にも、この人は「本当に私の父親であろうか?」と、思ったことは何度もあった。
そして、ラッキーの容姿をみて、この人は「本当に日本人であろうか?」と、思ったことも再々あった。
そんな私の疑問を打ち消すことにしたのは戸籍である。
戸籍には藤田ラッキーとちょうちんの長男として載っている。東亞子も藤田ラッキーと第一妻の長女として、記載されている。
戸籍って、いったいなんなのでろう?
二女は藤田ラッキーとちょうちんの二女として記載されている。私も二女もラッキーとちょうちんとは何の関係もない。
早くから、事情を知っていた二女はいう。「あれはね。紙の上での物語だから、あんなのはあてにならないのよ」と・・・
今思うにまさにその通りだ。
ならば、なぜ、国家があんな物を作るのか?
現に戸籍のでたらめを確認するかのように“親子関係不存在の確認”や”親子関係存在の確認”などというものがある。
私の場合、自分の身分を知ったときにすぐに直そうと、弁護士に相談した。「今はDNA鑑定で確認できるのですが、両親になっているのが2人ともなくなっているから、無理です」とのことだった。
昔、人さらいを生業にしている男の戸籍には養女が何人もいたそうだ。
そういえば、東亞子をラッキーの第一妻から受け取った人は言う「戸籍は済んでいるのか、確認したら、済んでいるから、大丈夫だと言っていたのよ」と、
そうやって、東亞子はラッキーとその第一妻の借金の形になったのだ。
戸籍って、一体、何なんだ?
物語なら物語、確認が必要なら、「真偽のほどは各人で確認のこと」と、注釈でも付けるべきです。バカでも素人でも判るように!!